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ベルボーイ/ベルガール

宿泊の仕事


ベルボーイ/ベルガール
ホテルマン修業の第一ステップ。現場だから体験できる面白さ。
人の行き来が激しいフロントやロビー。その真っ只中でのベル業務はホテルマン修業の第一ステップ。現場だから体験できる面白さ。

どんな仕事?

ドアマンから引き継いだ荷物をフロントまで運び、フロントでチェックイン手続きを済ませた宿泊客を客室まで案内するのがおもな仕事。逆にチェックアウト時に客室からロビーまで手荷物を運んだり、出発まで間違いなく手荷物を保管しておくのもベルボーイ、ベルガールの役目になる。

ドアマン、フロントとの連係プレーが大切で、いつもフロント周辺やロビー全体の動きに目配り、気配りをしていなければいけない。いわゆるフロントが「フロントオフィス」と呼ばれるのに対して、こちらは「フロントサービス」と位置づけられ、後のページで紹介する「ハウスキーピング」と三位一体で宿泊部門が運営されている。

やりがい・面白さ

ホテルの“顔”とも言えるロビースペースを仕切っているのは、ベルキャプテンを筆頭とする「フロントサービス」部門。決して荷物運びだけの単純労働なんかじゃない。ロビーでの荷物の預かり(クローク業務)やインフォメーション、ロビーまわりの整理なども担当する。だから、やりがいも誇りも持てる。
何よりも、人が大勢集まる場所にはいろいろな人間ドラマがあって、それは事務系の部門ではなかなか体験できないもの。まさに“現場”ならではの面白さだ。

難易度・大変さ

パッケージツアーなどで大型のグループがチェックイン、チェックアウトするときは、とにかく大変な騒ぎ。とくにチェックアウトの際、短時間のうちにたくさんの荷物をバスへ運び入れなければならないので忙しく、荷物の積み残しや積み間違えがよく起こる。ベルボーイ、ベルガールがしっかりしていないと、ホテル全体の信用に傷がつく。

将来性

ベルボーイ、ベルガールからスタートして、偉くなるとベルキャプテン。フロントサービス部門の現場責任者だ。そんなふうに現場主義でずっと生きていくのもひとつの考え方だが、じっさいは他の部門へのステップになっている場合が多い。ベルボーイ、ベルガールはホテルマン(ホテルウーマン)修業の第一歩として、必ず経験しておかなくてはいけない大切な仕事なのだ。

ミニ知識

「ベル」というのは、ロビーでゲストの呼び出しをする際に、案内板に鈴をつけてチリンチリンと鳴らす習慣から生まれたらしい。もっとも、これはアメリカでのことで、ヨーロッパ系のホテルではベルボーイ、ベルガールを「ページ」と呼ぶところもある。

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活躍中の先輩

小川 努さん
京王プラザホテル
ベル
小川 努さん (2006年卒業/杉並学院高校(東京)出身)
在校時代の実習先だった京王プラザホテル。チームワークの良い仲間がいるこのホテルで絶対働きたいと思った。念願叶った今、ゲストの問い合わせにしっかり応えられるベルになるのが近い目標。「先輩だのみはそろそろ卒業ですよ」

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