若原 くみ恵さん
昼間部ホテル科 2年
(静岡県立三島南高校出身)
留学といっても、ただ英語を勉強しにいくだけでは、普通の留学と変わりませんよね。
日本ホテルスクールの留学制度には、「インターンシップ制度」があるので、実際に海外のホテルで働くことができます。英語を学びながら、ホテルなどの現場で働くことで、さらに英語力がUP!
ホテルの仕事に興味を持ち始めたのは高校生1年生の頃だと思います。
英語を使った仕事に就きたいと思っていた私にとって、
英語を使った仕事と言えば、空港スタッフ、あるいはホテルスタッフだと考えていたのです。
中学生の頃から英語は大好きでしたし、その英語を活かした仕事で活躍したい!と思うのは自然のこと。
海外留学に行ってみようと思ったのも、将来ホテルで働くからには、きっと英語力が必要だと思ったことからでした。
そして、留学がスタート。
オーストラリアの地に到着し、これから留学生活が始まるんだという実感が湧いてきました。
キャンパスに向かう最中は、とても緊張しました。
事前にホストファミリーの写真を見ていたとは言え、実際に会うとなると緊張するものです。
しかし、フレンドリーに迎えてくれたので、緊張は安心に変わりました。しっかりと英語での自己紹介の内容も考えていたので、ばっちり伝えることもできました。
ホストファミリーは、オーストラリア人のおばあちゃん。
いつも優しく接してくれる笑顔が印象的でした。
留学中の英語の授業はどれも特長があるものでした。
中国、スリランカ、スペイン、ギリシャ、ベネズエラ、タイ、ベトナムなどの国からの留学生と一緒に受ける授業は、英語のリスニングや文法の基本を学ぶだけでなく、
一つテーマを決めて互いにディスカッションする機会が与えられます。授業では発表をするという積極的な参加が求められます。
また、この英語の授業は、個々人のレベルに応じてクラスが変わります。
一つ上のレベルの授業は、レポートをまとめて発表するという形式でした。
「世界遺産について」「オーストラリア観光について」などオーストラリアならではのテーマに取り組むこともあり、様々な国の学生の意見が参考になることもありました。
留学制度の特長であるインターンシップ(企業研修)も貴重な経験でした。
1か月間の実習では、メルボルン市内のホテルのレストランで、レストランサービスを経験しました。
オーストラリア人のお客さまのみならず、海外から観光やビジネスを目的として宿泊されているお客さまも多かったかと思います。
お客さまとの会話は、もちろん英語。実習が始まり緊張はしましたが、留学が始まって約半年が経過していたため、お客さまと自然に会話することができました。
また、実習を前に学校で、「コーヒーの作り方」や「ベットメイキング」などの基本作業を事前に勉強する時間もあったため、大変役に立ったと思います。
実際に仕事を経験していく中で、日本とのサービスに対する意識の違いを感じるようになりました。
仕事が忙しくなればなるほど、不快な気持ちになってしまいます。
しかし、実習先ホテルのスタッフは、忙しければ忙しいほど、リラックスして楽に仕事に取り組もうとします。
その結果、失敗も減り、良いサービスを提供することができるのだと感じました。
1年次の実習期間中に研修先の先輩に、「学生のうちにできることはやっておいた方が良いよ」とアドバイスされたことがありました。
もちろん、「その通りだ」と思っていましたが、留学を経験した今では、それ以上に「その通り!!」と思うようになりました。
少しでも海外に興味があれば、留学にチャレンジしてほしいと思います。
英語の力のみならず、考え方にも変化があらわれます。
きっとその変化こそが成長なんだと思います。日本ホテルスクールの留学制度は昼間部・夜間部、全科共通で希望者は誰でも留学できる制度です。留学先はカナダのバンクーバー、またはオーストラリアのメルボルンから選択が可能。
カリキュラムはネイティブによる英語の授業や、日本語での文化・教養授業のほか、日本ホテルスクール独自の企業研修(インターンシップ)を含む各種の課外授業など、語学留学だけにとどまらない充実した制度になっています。現地での滞在はホームステイなので、生活しながらも英語を身につけることができます。
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