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ルームサービス

宴会・料飲の仕事


ルームサービス

形はなくてもホテルのレストラン。どうぞ、お部屋で召しあがれ!

さて、そのルームサービス。利用する側にとっては、存分に横着をしていられる、ホテルならではの有難いサービスだ。「腹減った~」と思ったときは電話1本で、お好みの料理が目の前に。寝ぼけまなこの朝、香り立つコーヒーと焼き立てのパンが運ばれてくるのは、なんと贅沢な気分!

どんな仕事?

たいていのホテルの客室には、ルームサービス専用メニューが置いてある。宿泊客はそれを見て、部屋の電話からルームサービス専用番号をコール。すると、オーダーテイカーがそれを受ける。あとの手順は左ページのとおり。朝食以外はこの方法でオーケーだ。
朝食の場合は、ルームサービス用のオーダースリップにチェックを入れ、それを前日の夜のうちにドアノブの外側に掛けておく仕組み。やがてハウスキーパーが回収し、オーダーテイカーに届ける。で、オーダーテイカーの一連の仕事が始まるというわけ。


ルームサービスのメニューは一般的に、そのホテルのコーヒーショップと同等の内容になっている。専用の厨房を持っているホテルもあるので、ホテル内レストランのひとつと言ってもいいだろう。


ところで、前述の朝食ルームサービス用のオーダースリップに関して、少し説明をしておこう。
客室に入るとドアノブに、文字が印刷された縦長の紙が掛けてある。それが、ルームサービス用のオーダースリップ。パンと飲み物だけで済ませるコンチネンタル・ブレックファスト、卵料理やソーセージなども付けるアメリカン・ブレックファスト、そのどちらかを選び、飲み物とパンの種類なども選べるようになっている。運んできてもらう時間も指定して、部屋番号と名前を書き入れ、それをドアノブの外側に掛けておく。すると翌朝、部屋まで運んでくれる。


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