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ブライダルコーディネーター

ブライダルの仕事


ブライダルコーディネーター
先輩は言う。私たちにとっては仕事だけど、お客さまには「一生に一度」のことなんだって。
結婚式や結婚披露宴の多様化、個性化が進んでいる。それだけに、ブライダルコーディネーターの役割はとても重要。お客さまの希望・予算に合わせながら、式や披露宴の段どりを細かく決めていくプランナー。そして、主役の新郎新婦を最高に輝かせる演出家、といった感じかな。ちなみに、ブライダルコーディネーターの他に、ウエディングプランナー、ブライダルアドバイザーなどとも呼んでいます。

どんな仕事?

結婚式といえば、昔は松・竹・梅のようにあらかじめ決まったコースを用意しておけば済んだ。ところが最近では、新郎新婦が細かいところまで決めるのが当たり前。限られた予算であっても、一生に一度の大イベントだから、やっぱり自分たちだけのユニークなものにしたい、ということなんだろうね。

衣装、料理、花、ウエディングケーキ、引き出物、写真、ビデオ、司会者、キャンドルサービスやスピーチなどの出し物、招待状は?

日時や時間帯に始まり、式はチャペルか神前か、屋外か屋内か、披露宴会場は? そこで新郎新婦のお手伝い役として登場するのが、ブライダルコーディネーター。結婚式当日まで約3ヵ月間にわたって何度も直接会って打ち合わせ、あるいは頻繁に電話連絡などを取りながら、新郎新婦と共同作業で、結婚式という晴れの舞台の台本を書いていく。

こんな人向き

聞き上手であること。とにかく、お客様の希望をじっくり聞くところから、この仕事は始まる。その上で、決めるべきことをテキパキと決めていける"段どり屋さん"であることも。

やりがい・面白さ

長い時間をかけてお客さまとの信頼関係を築きつつ、セレモニーを作り上げていくクリエイティブな楽しさ。無事に披露宴が終わり、感謝の言葉をいただいたときの素直な喜び。こういうことが実感できる仕事はなかなか少ない。

難易度・大変さ

お客さまによって価値観がまったく違うので、良かれと思ってしたことが裏目に出ることもある。出しゃばらず、引きすぎず。このあたりのサジ加減がとても難しい。
 
それにブライダルコーディネーターは、お客さまと接する時間がとても長い。つまり、予約段階から婚礼当日までお付き合いが続くわけで、山あり谷ありの長丁場を乗り切る持久力も大事。

将来性

少子化による婚姻件数の減少、レストランでの挙式や海外ウエディングの増加などで競争は厳しくなる一方。だからこそ、ブライダルコーディネータの仕事ぶりには、なおさら期待がかかる。

たとえば、都内の某有名ホテルでは、婚礼予約のスタッフに未婚の女性を多く起用している。お客さまと年齢が近い未婚者のほうが、自分ならどんな結婚式を挙げたいかというイメージが豊かで、親身になって相談に乗れる、というのがその理由だとか。

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活躍中の先輩

鈴木 直子さん
グランドプリンスホテル新高輪
チーフウェディングプランナー
鈴木 直子さん (1997年卒業/神奈川県立富岡高校出身)
- 経験が自信につながっていく
ウェディングプランナーとして、年間40組~80組、今までに400 組を超えるお客様を担当してき ました。ブライダル部門のメンバーの中で私が一番年上ということもあり、後輩には自分がしてしまった失敗を繰り返さないよう、なるべく的確なアドバイスをするよう心がけています。自分自身も最近やっとお客様へ自信を持って提案できるようになってきたところで、現場が私を成長させてくれたんだと実感しています。

- 自分の結婚式に置き換えてアドバイスを
ホテルで結婚式を挙げると、300 万円以上の費用がかかります。そんな高いお買い物を自分に託してくれるって考えると、責任の重さを痛感すると同時にそれがやりがいでもあります。満足していただくためできる限り自分なりの提案をしたいので、スタッフとしてアドバイスするのではなく、「自分の結婚式ならこんなことをしたい」という気持ちを持って、お客様の目線で最高のプランを提案し続けたいです。

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