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管理・営業の仕事


広報
巨大マスコミを動かす楽しさ!でも、そのぶん社会的責任も重いよ。
ホテルと世の中(パブリック)との良好な関係(リレーション)を築く。巨大マスコミを動かす楽しさ!そのぶん社会的責任も重いよ。

どんな仕事?

「ホテル」という商品を"広く知ってもらう"ことが、この仕事の大前提。広告を打ったり、イベントを考えてそれをアピールしていくのは、企画や宣伝のセクションがやる仕事で、彼らもホテルを知ってもらうために動いているわけだが、広報の役割はそれとはちょっと異なる。最も大きな相違は、企画・宣伝が消費者に直接アピールすることを考えているのに対して、広報はマスコミを通してそれを行うという点だ。

「最近、当ホテルではこんな企画が人気です」とか、「今年の経営状況は過去最高の黒字でした」とか、そういう内容のニュースレターを作ってマスコミに流し、取り上げてもらう。逆にマスコミ側から取材依頼が入ったら、それに応じて段どりを整える。あるいは、テレビドラマの舞台として使いたいといったリクエストがくれば、その許可を与えて準備を進めるのも広報の仕事になる。

やりがい・面白さ

「これはぜひ知らせたい!」と思って発信した情報が新聞・雑誌に大きく載ったり、テレビで放映されて話題を呼び、それによって宿泊客やレストランの利用客が急増する。そんな目に見える成果が上がったとき、広報という仕事の面白さを実感する。巨大マスコミを動かし、広く世の中に認知させたという達成感だ。これは、情報発信に関わる仕事じゃないと、なかなか体験できない。

難易度・大変さ

情報は都合の良い内容のものばかりではない。ホテルにとってウレシくない情報を流さなければいけないときもある。縁起でもない話だが、たとえば食中毒が発生したとか、室内で自殺者が出たとか、ホテルの名前にキズがつきかねないことも、現実には起こり得る。

そんな非常時の対応も、広報の出番。こちらに責任のない事件なら、ホテル名が出ないようにマスコミを抑える必要もあるし、ホテル側に落ち度が認められるなら、正確な情報を流すとともに、謝罪する姿勢も必要になってくる。どちらにしても、マスコミ対応の窓口を一本化し、ばらばらなコメントが出ないよう配慮するところに、広報というセクションを置いておく意味がある。

将来性

広報で覚えた仕事のノウハウは、たとえ別業種に転進することになっても通用する。どの企業の広報セクションでも、基本は同じだからだ。とくに、マスコミとはどういうものか、情報発信とはどうあるべきか、といった目が養われる意義は大きい。

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