職業実践専門課程 認定

学校法人日本ホテル学院 専門学校 日本ホテルスクール

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海外で生き生きと働いている自分を想像してみてください。
いつかは部下が何十人もいて、慕われて、尊敬される先輩になる姿。

そんな華やかな舞台の上で、実はどのような気持ちで、何をしているのか。
どんな荒波を乗り越えてそこにたどり着いたのか。

海外の高級5つ星ホテルで活躍する先輩から話を聞きました。

未来を変えたいひとたちへ-先輩からのメッセージ

人が寝ている時にやればいい

時間が無いなら人が寝ている時にやればいい。
人懐っこい笑顔でそう語る、浅田 資継(あさだ もとつぐ)さんは本学ホテル科を1998年に卒業し、現在はマカオの高級5つ星ホテル「ウィン パレス」(Wynn Palace Hotel)でレストラン総支配人として活躍している。

パーク ハイアット 東京で11年間勤務し、青山、表参道に3店舗を構える、高級レストランTWO ROOMS Grill & Bar(ECN holdings)の責任者、アンダーズ東京料飲副部長を 経て、マカオの超一流カジノホテルのレストラン総支配人だ。
日本では眠る間もなく働き、技術を磨いてきた浅田さん。海外へ出ても激務は変わらない。

通常業務に加え、責任者としての仕事、お客様からのクレーム対応は日常茶飯事だ。「私自身がふがいない仕事をしていると、周りのチームからもストレートに不満、不安の声が聞こえてきます。」
時間などいくらあっても足りない毎日が続く。

(Wynn Palace Hotelレストラン部門 Mizumiメンバー。中央が浅田さん)

コミュニケーションスキルが問われるという話題の中、「英語ができないと話にならないんですよ」と語る。日本では外国人の同僚や上司、部下と勤務する機会が多かった浅田さん。「英語にはある程度自信を持ってましたよ。しかし、それでもマカオでは恥ずかしい思いをし、恥を沢山かきました。」また、日本とは文化が違うため”中国語、広東語が話せないくせに高い給料をもらっている”と陰口を叩かれることもあったという。

仕事は“超一流カジノホテルでのマネージメント”なのだ。
「ネイティブに近い英語力が当たり前です。基本、ミーティングは全て英語なので、コミュニュケーションを取れないと海外では勤務できないでしょう。」 そして「留学? したことはないですよ。お金はぜんぜんなかったし。学生の頃、勉強は嫌いでしたよ。」と語る浅田さん。今は日常のすべての会話は英語だ。‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬

ではどうやって話せるようになったんですか?
「勉強していますよ、英語だけじゃない。料理の事、お酒の事、ホテルの事、新しい情報を常に追いかけています。」
しかし、お忙しいのに勉強する時間なんてあるんですか? と問うとこう続けた。

「時間はもちろんありませんよ。人が寝ている時にやればいいんですよ。」

踏み出す勇気、人より前へ出て主張する精神力

「So easy それが一般的な日本人への評価です。」
-優しすぎる。良い人過ぎる。
外国人からの見解は、日本は都合が良い国、日本人はイエスマン。

察する美学、言われなくても気づくホスピタリティ
それこそが美しい日本の心、日本のサービスです。

しかしマカオでは「言わなくてもわかるでしょ」「その程度のこと気づいてほしい」は一切通用しない。
「Yesは簡単。でもNoと言うんです。」
はじめの頃はこれでとことん失敗したと語る浅田さん。
(日本人の感覚なら)ちょっと人を押しのけてでも前へ出るくらいで丁度よい。
しかし、海外の外資のホテルでは「やらないことはやらないNo」
「やってはいけないことも絶対のNoを主張する。」
とにかくはっきり前へ出てNoと言う。
ただし、Noだけじゃいけない。

(レストランメンバーと共に楽しい飲み会)

クレームをつけてくるお客様に対して、部下を下がらせ、自分がとにかく前へでる。自分で謝らせなくてはならない場面と守る場面の使い分けも日本とは全く異なる。

「給料分の責任」「給料分の精神力」が、むき出しの世界での戦いだ。
「大きな失敗は翌日、場合によってはその場でFire(解雇)と言われます。何人も見てきました。自分自身も眠れない夜を何度も越えてきました。明日は我が身というプレッシャーで現在でも勤務している。日本とは違い従業員に対しても白、黒ハッキリしています」

ふいにその状況を思い出したように笑う浅田さん。
「でも、なんだか面白いんですよ! 今こんな状況に自分がいる。チャレンジをしている自分がいるって思えて!」
そしてこう続けた
「一番つらい時期を乗り切れたら、感性が少し変化した自分自身に出会えたんです」

最後に-「今やれ。今学べ」

どうですか? 海外で活躍する人ってものすごく強くて怖い気がしませんか?

しかし、浅田さんはとても前向きで情熱的。そして人懐っこく笑う方でした。
学校のロビーで立ち話しをしていると、次から次へと先生が寄ってきて、いつの間にか大きな輪になってしまいました。

「怖い」と「情熱的」は全く異なります。
自分へのチャレンジ。それはより一流の接客へのチャレンジ。
人が好きで人に好かれる。

(浅田さんをみつけた先生たちが次々と寄ってくる)

接客業は人の波のなかで生きる仕事です。その波とエネルギーがさまざまで、荒いときもあり、熱いときもある。それが海外での接客の極意、海外での接客の強さなのかもしれません。

浅田さんからメッセージをいただきました。
「今がんばれば必ず将来につながる。今でもホテルスクール在学中に英語や中国語をもっと勉強していれば、海外で更に可能性が拡がったはずだと後悔しています。
プロの選手のインタビューで、よく耳にしますが、人生○○だったら、○○れば、というのは無いんですよ。遅いんですよ。気づいたときには。」

(香港・マカオエリアTOP 100のレストランのひとつに選ばれました)

途中お話されていたとおり、浅田さんは勉強が大嫌いだったそうです。しかし、卒業後に学校生活を振り返ると、ユニークな先生が多くて、とても楽しかった。今だからこそ教えてもらっていたことの重みがわかる。
そして今日、学校の学生たちを見て、元気で高いポテンシャルを感じる。
今、沢山の五感をフルに活用して勉強して、学んで欲しい。
吸収できるスピードが速い今、一生懸命やれば絶対に将来につながる。

最後に、力を込めて、こう言われました。
「未来を変えたいのであれば、今、自分自身を磨くべき。何があっても人のせいにしてはいけない。何故なら誰の人生でもない。あなたの人生なんだから。」

(浅田さんと石塚校長)

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