夜間部ホテル科による「ホテルゼミ」発表の様子

昼間部ホテル科・英語専攻科・ブライダル科、夜間部ホテル科・ブライダル科の2年生を対象とした卒業発表会。今年度のJHS卒業発表会の共通テーマを「SDGs × インバウンド」。

今回は、夜間部ホテル科が取り組んだ「ホテルゼミ」、夜間部ブライダル科2年生による「卒業式袴展示会」の産学連携授業の発表報告をレポートします。

夜間部ホテル科による「ホテルゼミ」発表の様子

ホテルゼミ（夜間部　ホテル科）
【地域活性化をめざす魅力・価値の創出】
魅力の創出、インバウンドの取り込みと地方の活性化について学生・若者目線で考えます。主要都市から公共交通機関で1時間以上要する場所にある宿泊施設を選定し、現状の把握、新しい発想から集客、活性、発展につなげることを考えてアイディアを創出します。

世界三大刃物産地で広く知れ渡る岐阜県・関市を選定した夜間部ホテル科Hクラスのチーム。LGBTフレンドリー宣言都市であること、外国人観光客の受け入れに観光資源が豊富なこと、そして関市の魅力や文化を伝えたいことから、日本の伝統文化を守り伝えるオールフレンドリーホテル「HOTEL KINJU」を提案しました。刃物製品の出荷額全国47％のシェア、市域の80％が森林、そして少子高齢化が進み若者が減少しているなどの地域の現状と特徴、そして競合他社の分析を行い、関市をより活性化するホテルを提案しました。

夜間部ホテル科「HOTEL KINJU」の発表の様子

「HOTEL KINJU」のコンセプト・ストーリーを発表

チームメンバーが発表の投影資料も担当します

夜間部ホテル科Hクラスの別のチームは、廃墟した建物を地域の新たな活性資源とする提案を行いました。全国に廃ホテルが多く存在する中で、全体の1割を占めるのが静岡県。このデータをもとに、知名度や周辺状況、交通便宜を踏まえ、静岡県御殿場市を選定しました。御殿場市のSWOT分析を行い、土地と廃墟を活用し、豊富なスパ施設、多様な娯楽施設、眺望と館内着などを特徴とした“素晴らしいところ”を意味する「Hotel & Spaまほろば」を提案。日本酒（静岡県産）呑み比べプランや着物着付け・富士絶景写真撮影プランなど具体的な宿泊プランも作成し、ホテルのPR対象者や方法までも具体案を提言しました。

「Hotel & Spaまほろば」による発表の様子

テーマ「インバウンド」に対する訪日外国人宿泊客の推移を紹介

「Hotel & Spaまほろば」による発表の様子

夜間部ホテル科「ホテルゼミ」2チームからの挨拶

2チームの発表を終え、株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイド人事部チーフマネージャー高橋様より総評をいただきました

卒業式袴展示会（夜間部　ブライダル科）
【産学連携授業】
協賛企業である衣裳系企業・株式会社マイム様、株式会社曽我様と連携し、学生主体で2年生が卒業式で着用する和装の展示会を学校内で行う産学連携授業。有効顧客の把握、売上目標の設定、集客方法、展示会説明、接客・成約というマネジメントの視点を学ぶことを目的としています。