グローバルな視点を持つホテリエになるために・・・

ホテル業界に興味を持ったきっかけ

　僕が中学3年生の頃、カナダに住んでいる親戚の元へ訪れる機会があったのですが、その際に宿泊をしたホテルでの出来事がきっかけです。滞在中にホテルのフロントデスクの近くを通りかかった際、ホテリエの方が、お客様とまるで友達のような距離感で親しげに話している姿を見かけました。それまでの僕にとってホテリエというのは、畏まった雰囲気（言い方を変えれば少し固い）で少しお客様とも距離を置いた存在であるような印象でしたが、そのフロントデスクの方の接客で僕のホテリエの概念が壊され、僕もこのような接客をしてみたいと憧れたことがホテル業界を志したきっかけです。

ホテルスクールに入学を決めた理由と入学して良かったと思うところ

　ホテル業界に行くと決めた時点でホテル系の専門学校に絞って進路を探していました。大学進学も視野には入れていましたが、周囲の先輩に大学の話を聞いた時に、自分には明確な目標があるので、専門学校で専門的な学びを受けた方が適していると思いました。

　専門学校を複数比較する中で、日本ホテルスクールに進学を決めた大きな決め手となったのは実習です。2ヶ月という期間があれば一通りの業務を経験できることに加え、在学中に実習が3回もあるので、ホテルによる違いの比較もしっかりとできると感じました。これは日本ホテルスクールを選んだ理由でもあり、入学してよかったと思う点でもあります。

　僕はこれまでに2回の実習を経験しましたが、1回目の実習では大型のホテルでの料飲サービスに配属となりましたが、お客様の数に比例した業務量の多さを経験し、知識や技術を身につけるだけでなくホテルで働くことの厳しさを学ぶことができました。　2回目の実習では比較的客室数の少ないラグジュアリーホテルでの宿泊サービスに配属となりました。こちらのホテルでは、一組一組にじっくりと時間をかけて個々に合った対応を大切にしており、ホテルによって接客のスタイルも大きく異なることを学びました。また、この実習の際にホテルの副総支配人の方からのお誘いを受け、実習終了後もアルバイトとして勤務を続けています。後日知ったのですが、その方も日本ホテルスクールの卒業生であり、学校の業界との繋がりを改めて実感することができました。

好きな授業

　好きな授業は「ビジネス実務」です。内容はホテル！というよりは社会を焦点にしたのマナーなどが主ですが、ホテル含め、どこでも適用できるというのが強みの授業だと思います。

今後の目標

　現時点では来年、卒業した後にワーキングホリデーに行き、そこで語学力を伸ばし色々な職種を知り視野も広げた上でホテル業界に挑戦したいという思いが強いです。その為に、今は経験者である先輩に実際の体験談を聞いたり、現地のことについて調べるなど情報収集に力を注いでいます。また、ホテルでのアルバイトでは海外ゲストの方の接客が大半となるため、自ら積極的に挑戦し語学力や接客力の向上に繋げられたらと思います。