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副校長 武内 悟 先生のおススメ本

Mobitecture モビテクチャー -動く住まい図鑑-

レベッカ・ローク(著) グラフィック社

皆さん、こんにちは。
気が付けば2021年もあとわずか。
暦は師走(しわす)を迎えていますね。

さて、今回のおススメする書籍は、表紙の写真に先ず目がいくほどにどちらかというと「読む」より「見る」ことでとにかく新たな発想を閃くようなとてもユニークな書籍です。


Mobitectureモビテクチャー -動く住まい図鑑-

「Mobitecture」とは、著者が発案したのか「Mobile(モバイル)」+「Archtecture(アーキテクチャー)」の造語のようで、完全に土地に定着する建築物と違い、”動力を使い、持ち運べるような気軽な建築物”を指すようです。

副題には「動く住まい図鑑」とあるように見ていて楽しくなるような、あるいは固定観念を覆すような建築の数々。

世界40か国以上から著者が選りすぐった280以上ものモビテクチャーが写真を交えて図鑑のように仕上げられた作品です。

さて、「人が暮らすことが出来、かつ移動が可能である建築物」と聞かれてあなたは何を思い浮かべますか?

「キャンピングカー」のような作品が真っ先に浮かんだあなたは未来のホテル業に欠かせないセンスの持ち主です。

「キャンピングカー」はさながら”動くホテル“とでも呼べそうですよね。

場所に固定されない移動式のホテル(宿泊施設)があったとしたら、誰もが面白い!と思いませんか?

この本で紹介されているこの建築物はほぼすべてにおいて宿泊施設になり得る使い方が可能なものばかりです。

2年以上にも及んでいるこのコロナ禍において、日本でも“三密”を避けるためにキャンプという施設が一つの宿泊形態としても、また新たなライフスタイルとしても支持を集めました。

ですから、自然と一体となって野外で生活できるこのモビテクチャーの発想からさまざまな新しい宿泊施設のデザインが、これからホテルを学ぼうとする皆さん方の発想として生まれてきてくれないかと私は大いに期待しているのです。

ご存じのように、2021年は日本の民間人を乗せてロケットで宇宙に旅をする時代の幕開けとなりました。

新たな時代にそのような発想こそが今後のホテルの在り方に一石を投じることになるはずです。

コロナ後のホテルや観光業界を復興させていくためには、次世代の人材である皆さん方の学校での勉強はもちろんですが、奇想天外な発想を閃く力やそれを実践する行動力が不可欠です。

2022年も皆さんにとって飛躍の年でありますように。

=BACK NUMBER=
【5月号】一生に一度は泊まってみたい奇想天外ホテル
【6月号】観光再生 サスティナブルな地域をつくる28のキーワード
【7月号】勝てる民泊 ウィズコロナの一軒家宿
【8月号】麗し日本旅、再発見! 星野リゾート10の物語
【9月号】2040年の未来予測
【10月号】安いニッポン「価格」が示す停滞
【11月号】星野リゾートの事件簿2 なぜお客様は感動するのか?

武内 悟 先生
所属:副校長
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